はじめに
※当ブログで紹介している画像は公式ホームページより引用しています。
MVNO(格安通信会社)のエキサイトモバイルが4/1スタートの新プランを発表しました。
20GBプランが税込2,068円と、大容量プランにおいては業界最安値水準の価格。
いっぽうで、低速通信のみのプランを用意するなど、プラン作りに独自性を感じるものとなっています。
YouTube版を先行公開しています。
※YouTube版と一部内容を変更しています。
プラン選び
エキサイトモバイルの新プランは、音声通話プランだけでも14種類存在します。
ユーザー側にいくつかの選択肢がある分、「どれを選択すればいいか迷う」というデメリットがあると感じました。
そんな選択肢をひも解いていくことにしましょう。
A.通信回線は2つ
NTTドコモ・auのふたつの回線から選択可能です。
まずその選択から自分に合ったものを選びましょう。
料金に違いはありません。
B.SIMカードは3タイプ
音声通話セット、データSIMのみなど、全部で3種類のSIMカードからひとつを選択します。
eSIM対応はしていません。
5G通信にも非対応です。
かけ放題はオプションになっています。
通常通話は30秒22円。エキモバでんわ(アプリ)経由の電話だと、30秒11円。
データ通信にSMS通信がセットになっていますが、音声通話セットよりも高め。
C.段階制か、定額制か。
そしてさらに、ユーザーの使い方によって
従量制(段階制)=Fit(フィット)プラン
使った分だけ料金が上がっていくタイプ
定額制=Flat(フラット)プラン
毎月決まった容量の範囲でデータを使用するタイプ
という、2つのプランに分かれます。
料金はすべて税込み。
Fit&Flatプラン紹介
Fitプラン(段階制)
使った分だけ、毎月支払い。
最近で言えば、楽天モバイル「UN-LIMITⅥ」と同じタイプ。
毎月のデータ使用量に波がある人向けのプランです。
月額料金は495円から上限である、25GB3,245円まで。6段階に分かれます。
Flatプラン(定額制)
いっぽう、定額制であるFlatプランはなんと8段階。
月額660円から、大容量、50GB11,198円まで。
他の通信会社が低容量中心のプランであるのにくらべ、比較的中~大容量での料金設定をしているのが特徴的です。
メインとなるであろう、20GBのプランは税込み2,068円。
1GBあたりの単価がもっとも安くなる価格設定(約103円/GB)でもあるため、このプランが一番おすすめと言えるでしょう。
この価格設定は、現在20GBプランの最安値ラインである、IIJmioの音声プランと同額。
なお、データシェアする場合のSIMカード追加料金は音声通話SIMの場合、528円となっています。
低速通信のみプランと利用方法
比較的軽いデータ使用向きのプランがFlatプランで月額660円で利用できます。
用途としては
など。
価格だけなら月額0円(低速・高速合わせて1GBまで)の楽天モバイルのプランなどが存在します。
しかし、低速通信のみ使い放題(条件あり)でこの価格はなかなか存在しないのではないでしょうか。
サブ使用としての価値は十分あると思います。
使用制限(このあと紹介)を考えると、1日あたり100MB程度使用するようなかたにピッタリなプランと思います(1ヵ月3GB計算)。
(楽天モバイルを1ヵ月0円で抑えるには、1日あたりの使用量は33MBくらい。目安としては、ライン通話1時間が18MB※LINE公式発表による)
使用目的を限定した使いかたであれば、このあと説明する、低速時の通信速度はデメリットにはならないでしょう。
プランの注意点
上限設定はできない
Fit(段階制プラン)の場合、データの上限設定を行うことができません。
最大上限は25GBですが、それ以下の場合はうっかり使いすぎる可能性があります。
1MBでも高速通信を利用した段階で、3GB880円に料金が変わりますので注意が必要です。
なお、低速通信と高速通信の切り替えについては、マイページから可能となっています。
低速通信時の速度
低速通信のみプラン、もしくは容量を使い切ったあとの通信速度は200kbpsです。
この速度では、ネット閲覧も厳しいレベル。
ワイモバイルやUQモバイルなどの低速通信時の速度が1Mbpsなのを考えると、かなりのデメリットだと感じます。
普段高速通信に慣れているかたや、低速でも1Mbpsの速度に慣れているかたには向きません。
既存ユーザーの注意点
現在エキサイトモバイルを利用しているかたは、引継ぎがありません。
4月1日以降に手動でプランを申し込む必要があります。
NTTドコモ回線とau回線でデータ制限に違いあり
低速通信の場合、3日あたりのデータ使用量が366MBを超えた場合、制限がかかります(両回線共通)。
これは他のMVNOプランでも確認したことがある点で、MVNO共通の注意事項なのかもしれません。
高速通信の場合、au回線では3日あたりのデータ使用量(高速・低速含め)が6GBを超えた場合、通信速度が制限されるとの記載があります。
なお、NTTドコモ回線ではこのような速度規定がありません。
このあたりの違いは回線選択に影響があるデメリットだと思います。
その他、不明点は公式ホームページや「よくある質問」を確認のほど、お願いします。
今回は以上になります。
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