はじめに
Wi-Fiホームルーターを契約してみました。
端末名はSpeed Wi-Fi HOME 5G L12(NEC製)。
契約した通信会社は「GMOとくとくBB」です。
今回は実際に購入したホームルーターの通信速度、契約するうえでのメリットとデメリットなどを紹介する内容となっています。
※使用している画像は公式ページ等より引用しています。
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こんな人におすすめ
このWi-Fiホームルーターは、以下のようなかたにおすすめとなっています。
実際、これらの条件のいくつかの項目に一致していることから契約しました。
家でも外でも安定した回線を使用したい(通信費を抑えたい)
ホームルーターは持ち運びが可能です。
電源が取れる場所であればどこでも通信が可能なため、使い方次第で通信費をホームルーターに集中して抑えることが可能。
なので仕事やプライベートなど、外出先で電源が取れる場所に滞在する機会の多い人におすすめとなります。
念の為試してみたのですが、ホームルーターをモバイルバッテリーにつないでみたのですが、使用することは出来ませんでした。
事情により自宅回線がない(引けない・引っ越し回数が多い)
家で、外出先で。
利用用途は様々ありますが、私の場合は特に自宅(屋内)での通信速度に不満があり、以前から悩みの種でもありました。
今日12時の楽天モバイル。これでもアップロードは頑張ってるほう… pic.twitter.com/GGW98z6uAy
— やおブロ (@yaoblo1021) November 20, 2022
本日朝の楽天回線(もちろん使用地域は真っ赤の東京都)計測…そりゃ楽天モバイル解約しよってなりますわ pic.twitter.com/9AS66eCa1W
— やおブロ (@yaoblo1021) November 22, 2022
このように、自宅で回線を引かずに楽天回線に頼っていたのは次に紹介する理由があったためです。
私の生活形態は一軒家ではなく、アパートでの賃貸暮らしをしています。
そのため、アパートが無料の自宅回線を契約していない場合、自ら自宅回線を開く必要があります。
アパートに固定回線を引いていない場合は工事費用、初期手数料、毎月の利用料金など。
回線工事は基本的に、貸主の許可を得る必要もあります。
引っ越しすることが前提で住んでいるところにその費用を割くことは考えていなかったのです。
そこで選択したのは楽天モバイル。
そういった事情と、楽天回線は基本的に回線エリア内であれば「自宅回線のように」実質回線を使い放題のため、私の様な条件ではベストともいえる選択でした。
実際、東京23区内などではこれ一択でいいのでは?
という速度を実感しています。
私の住んでいるところも屋外なら通信速度は良好。
ところが…
通信会社の速度が不満(楽天モバイルの不安定なエリアに住んでいる)
すでに知られている通り、楽天回線はプラチナバンドを持たない、屋内などの環境では電波が弱くなる(圏外になる)回線。
今住んでいるところが感度良好でも次の引っ越し先では電波が入らない、なんてことは現在の楽天回線の品質では十分あり得る話です。
2024年にプラチナバンド導入?という話もまだ先の話。
屋外では、楽天回線が圏外になった場合を想定してほかの通信会社と契約していますが、あくまで緊急のサブ利用。そして
テザリング利用時のバッテリー消耗(スマホ劣化)が気になる
最近、大容量のプランは通信会社でも、キャリアでも増えてきました。
そういったプランを選択し、SIMカード2枚を挿して電波環境に合わせて交互利用…
そういった選択肢ももちろん存在します。
ただ、これは数年テザリング利用でPCを使ってきた感想としては
以前使っていたスマホはテザリングフル活用でバッテリー消費がかなり早いと記憶しています。
(バッテリー消費が早く、発熱しやすいと言われていた端末でした)
結果、条件が重なりホームルーターを選択した、という流れになります。
実際、Wi-Fiホームルーターを契約する際
ホームルーター(設置型)とモバイルWi-Fi(持ち運び型 )どちらかを選ぶことができるのですが…
過去に以下のブログで取り上げたような理由により、ホームルーターを選択しています。
モバイルWi-Fiとテザリング状態のスマホは同じように、絶えずバッテリー消耗とバッテリー残量が気になる状態に…
通信速度
ここでは平日と休日にわけ、時間帯ごとの速度を計測結果をお知らせ。
当然、通信速度は曜日や時間帯だけでなく、環境により大きく変化します。
そのため、今回の結果参考程度に…
ちなみに、計測環境としては
といったところです。
とくにふたつめに関してはTwitterで呟いたとおり、時間帯に関わらず上り速度が1Mbpsも出ないことがほとんど。
このような状態のため、ほかの通信会社を利用してもこのことがネックになることが予想されます。
こういった、特殊な環境であることを考慮の上お読みいただけたらと思います。
また、Wi-Fiホームルーターもまた、より通信環境の良い場所に設置することを推奨されています。
そのため、今回は通常の計測のほかに、窓際に置いた場合の計測値も表記しています。
平日計測
朝(スマホ)
朝・窓際(スマホ)
スマホ計測では、下り(ダウンロード)速度は41~43Mbps、上り(アップロード)は6~8Mbps。
今後の数値を見てもらえばわかりますが、環境の影響で上りが思うように出ない結果となっています。
そのため、窓際に移動しより良い速度を確保することが絶対条件。
朝(PC)
朝・窓際(PC)
スマホ計測では、下り(ダウンロード)速度は13~42Mbps、上り(アップロード)は4~6Mbps。
下り速度に波がある時間帯です。
タイミングによっては画像のように、窓際よりも出ることも。
昼(スマホ)
昼・窓際(スマホ)
スマホ計測では、下り(ダウンロード)速度は13~37Mbps、上り(アップロード)は7~9Mbps。
利用数が多い時間帯だからなのか、下り速度の上限と下限の差が激しい時間帯となりました。
窓際に移したときの上り速度はくしくも、電波が乱れがちなこの時間帯が一番速くなりました。
参考までに、この時間帯の楽天回線の速度はこちら。
昼(PC)
昼・窓際(PC)
昼のPC計測では、いったん正常に数値を記録していたものの…
画像のようにサーバーエラーとなりデータ計測不能。
リロードし再開、という状態でした。
数値じたいは下り(ダウンロード)速度は25~29Mbps、上り(アップロード)は4~7Mbpsと、ほかの時間帯との差はとくにありませんでした。
夕方(スマホ)
夕方・窓際(スマホ)
スマホ計測では、下り(ダウンロード)速度は29~35Mbps、上り(アップロード)は4~5Mbps。
他の時間同様、やはり環境の影響でアップロードが伸びません。
一方、窓際設置の場合、上り下りともにやはり上昇します。
夕方(PC)
夕方・窓際(PC)
下り(ダウンロード)速度は24~28Mbps、上り(アップロード)は3~4Mbps。
スマホ計測と同じく、やはり置き場所を考慮しないと特に上りは速度が心もとない感じ。
窓際に設置を変えると、上り下りともにやはり上昇します。
窓際以外だと、上りは10Mbpsは越えません。
夜(スマホ)
夜・窓際(スマホ)
下り(ダウンロード)速度は32~36Mbps、上り(アップロード)は5~7Mbps。
一日の計測のなかでは、やはり回線の影響なのか上りが一番平均して出ている気がします。といっても10Mbps以下。
窓際に置くと下りは50Mbps、上りは10Mbpsを超えてきます。
夜(PC)
夜・窓際(PC)未計測
下り(ダウンロード)速度は14~16Mbps、上り(アップロード)は3~5Mbps。
タイミングなのか、たまたまなのか…この日の夜の計測は上りも下りも速度が上がりませんでした。
窓際に置いてもそこまで上がらない印象が残りました。
休日計測
朝(スマホ)
朝・窓際(スマホ)
下り(ダウンロード)速度は31~32Mbps、上り(アップロード)は5~7Mbps。
一日平均よりは高い数値が出ていますが、窓際に置くとご覧の通り。
朝(PC)
朝・窓際(PC)
下り(ダウンロード)速度は22~30Mbps、上り(アップロード)は平均5Mbps。
窓際は50Mbpsを超えました。
昼(スマホ)
昼・窓際(スマホ)
下り(ダウンロード)速度は30~33Mbps、上り(アップロード)は平均4Mbps。
下りは朝より安定している感じです。
窓際でも、昼は下りがそこまで出ている印象がありませんでした。
昼(PC)
昼・窓際(PC)
下り(ダウンロード)速度は21~24Mbps、上り(アップロード)は3~4Mbps。
スマホ計測よりも下り速度は遅い感じ。
PCもスマホもこの時間帯は同様の数値が出ています。
夕方(スマホ)
夕方・窓際(スマホ)
下り(ダウンロード)速度は27~31Mbps、上り(アップロード)は4~5Mbps。
他の時間帯と同様、可もなく不可もなくといったところ。
上り数値はいうまでもなく、通信環境の影響です。
そして、それはホームルーターを窓際にすこし移動することで多少改善されます。
夕方(PC)
夕方・窓際(PC)
下り(ダウンロード)速度は26~29Mbps、上り(アップロード)は3~4Mbps。
この時間もまた、窓際に置くことで全体的に速度が上昇します。
夜(スマホ)
夜・窓際(スマホ)
下り(ダウンロード)速度は32~36Mbps、上り(アップロード)は5~6Mbps。
上りが気持ち速度アップしているような…
ちなみに、上り計測中は下りが安定してすぐ終わるのに対し、時間がかかるうえに数値が安定しないのが特徴です。
不安定な環境だとそれに比例して低速になる、お手本のような環境です。
夜(PC)
下り(ダウンロード)速度は26~31Mbps、上り(アップロード)は1~5Mbps。
先ほど不安定な環境が…という話をしたばかりですが、全計測中、この時間帯の上りが一番安定しませんでした。
こんな数値でも、0.1Mbpsも出ない(こともある)楽天回線よりも遥かに安定するわけですが…※アンテナマークに×印が付くこともあります
まとめ
冒頭にお話したとおり、特殊な環境下での計測になりましたが…
以下の点が分かりました。
窓際など、通信環境が大きく影響
今回の計測では、すべての時間帯において「窓際での計測」がそれ以外に比べて速度が上昇することが分かりました。
部屋によっては数メートル、ほんの数十センチですら数値は目に見えて変わります。
上り・下りどちらも環境次第で良くなります。
実際に設置する際は、何か所か置いてみて計測するのがおすすめです。
Wi-Fiという機器の特性上、電子レンジなどの電磁波を発生させるような機器のそばに置くことはおすすめしません。
通信環境だけでなく、キャリア回線も気にする必要がある
今回、Wi-Fiホームルーターを契約することで…
(私の環境下では)少なくとも楽天回線(楽天モバイル)とWi-Fi回線(au回線)が、計測通り上り速度と下り速度に大きな差がある、という結果が出ました。
では、どのキャリア回線でもこの特殊な環境に影響されてしまうのか…
というと、そうではないことも分かりました。
サブ回線としてOCNモバイルONEを契約しているのですが(楽天回線が圏外で使用できない場合に)、使用しているキャリア回線はドコモ回線。
その、ドコモ回線の計測数値がこちら。
「特殊な環境」とは。
普通に速度が出ています。下りは普通に100Mbpsを超えます。
この速度が常時出るなら苦労しませんが、OCNモバイルONEは小容量ギガ契約。
逆にここまでの速度を求めてはおらず…
なかなかうまくいきません。
現在、Wi-Fiホームルーターは3大キャリアどこからでも契約することができます。
私のような環境の場合、速度だけで選択するならドコモ回線ということなのでしょう。
3大キャリアのホームルーターは、価格や速度などメリットとデメリットがそれぞれ存在します。
もちろん、速度だけで選ぶなら直接自宅回線を引くのが一番なのは言うまでもありません。
ここは注意しておきたい
Wi-Fiホームルーターについては、注意しておきたい点があります。
私はau回線のルーターを契約しましたので、この点における注意点を紹介。
初期手数料・契約縛りの存在
Wi-Fi契約や昔の通信プランでよくあった、契約縛りと違約金が存在する点には注意が必要です。
プロバイダにもよるのですが、私の場合は2年間の契約縛りがあります。
契約期間内に解約した場合の違約金は、初期手数料と同じ3,300円。
つまり、初期手数料もかかります。
ちなみに、契約縛りがあるにもかかわらず契約をした理由は2つ。
Wi-FiホームルーターやモバイルWi-Fiを契約するときは、ルーターやモバイルWi-Fi本体を購入する必要があります。
端末代金は一括ではなく、分割で支払います(私の契約の場合は36回=3年)。
端末代金を支払う限り、支払いは続くので2年縛りを気にする必要はないと判断しました。
さらに、スマホやモバイルWi-Fiのように、熱暴走やバッテリー劣化の心配がないので、耐久性を考慮に入れた結果(端末を長期的に使える)なども判断理由です。
大容量ギガプランを選択しなかった理由はここにもあります。
実際にキャッシュバックされる時期はかなり先なのですが※、契約を決める理由のひとつにはなりました。
今回は以上になります。
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