はじめに
楽天モバイルキャリア(MNO)のアンテナ情報が更新されました。
濃いピンクの部分が楽天回線エリア(高速通信)部分。
薄いピンクの部分がパートナー回線エリア(au回線)。
濃い紫色の部分が来年春までに予測されている楽天回線の部分です。
このブログは主に楽天回線エリアの拡大情報になります。
前回と比較する場合、左側が前回、右側が拡大後の今回のエリア図となります。
前回までの楽天モバイル・サービスエリア情報はこちらのリンクから確認することができます。
※ブログやYouTubeで使用している画像は公式ホームページより引用しています。
今回の更新内容
今回の更新では、これまで12月末予測エリアだった部分が12月に入ったことにより、予測エリアが2月予測になりました。
それにともない、予測エリアも更新されています。
今回は後半部分、甲信越エリア~沖縄エリアをご紹介します。
前半部分(北海道~関東エリア)はこちらから。
サービスエリアに関する注意事項
楽天回線(自社回線)内であれば、容量実質無制限※で高速通信が利用できます。
※1日10GBの制限はあり
一方、パートナー回線では低速時でも1Mbpsという速度がでることは魅力的ですが、高速通信が5GB/月となり、その差は歴然。
公式が発表している注意事項の説明から、気になる点を抜粋してみました。
楽天回線エリアであっても、地下、屋内、大きな商業ビルの屋内等の場所、電波の状況等によってパートナー回線を利用する通信となる場合があります。
これは楽天回線の弱点とも言える点で、注意が必要です。
サービスエリアは計算上の数値判定に基づき作成しているため、実際の電波状況と異なる場合があります。
またサービスエリアは予告なく変更となる場合があります。
このほか、公式が発表している注意事項がいくつかありますので参考にしてみてください。
甲信越エリア
今回の甲信越エリアは、主だった更新は見られませんでした。
なので各県ごとにざっと楽天回線が開設しているエリアを、来年2月末の予測を交えてご紹介していこうと思います。
新潟県
県内の開設場所は3か所。
そのうちのひとつが新潟市内です。
といっても、まだJR新潟駅周辺はパートナーエリアです。
上越市内。
県内でもっとも楽天エリアが発展している地域といえるでしょう。
柏崎市。
こちらはエリアは小さいものの、楽天回線予測の範囲は広め、隣の長岡市にも広がっています。
山梨県
甲府市を中心にそのエリアを広げる山梨県。
このエリア以外に県内の予定地はまだありません。
長野県
JR長野駅(地図中央)を中心としたエリア。
長野県は全国からみても特に楽天回線の開設が進んでいない場所で、更新報告を行ったのもわずか1度きり。
山あいのエリアは楽天回線が発展しない…そう印象づけた県でもあります。
富山県
甲信越エリア最大の規模を誇る富山市周辺の楽天回線エリア。
予測図エリアも広く、まだまだ発展の余地がありそうです。
石川県
海沿いに伸びる、楽天回線エリア。
後発の地域ながら、発展がどんどん進んでいっています。
福井県
福井市から越前市のほうへ、そのエリアを広げつつある福井県内の楽天エリア。
坂井市にも楽天回線予測が立てられているようです。
中部エリア
静岡県
浜松エリア。
今回の更新では、特に内陸部のエリア拡大が顕著に見られるようになっています。
愛知県
愛知県北部~岐阜県中心部の様子。
今回の更新では関市、岐阜市など岐阜県方面でのエリア拡大が進んだようです。
県内の変化としては、小牧市のパートナーエリア(地図右下)の割合が減り、楽天回線エリア化が進んでいるところでしょうか。
関西エリア
奈良県
奈良県中部、大阪との境も近いエリア。
以前もお伝えしているように、大阪と奈良の中間には大きくパートナーエリアが存在しているのですが、更新された予測図を見る限りそのすきまは大分埋まりつつある様子。
それでも両県を行き来する際には電波が途切れる、というような状態はしばらく続きそうです。
兵庫県
県内、海沿いを中心としたエリア。
内陸部にポツポツ、とエリアが形成(神戸市北区、宝塚市の一部など)されていますが拡大規模は小さめ。
兵庫県は大阪市の楽天回線エリアに近い地域で早い段階で楽天圏内に入っている市(神戸市・尼崎市など)がある反面、ほかの市部の発展が遅れています。
そういう意味では、東京の市部と似た印象を受ける地域です。
和歌山県
そんな、兵庫県よりもさらに発展の遅れを感じざるを得ない場所が和歌山県です。
2020年12月現在においても、県内で開設されている場所は和歌山市の一部のみで、規模も小さめ。
それでもわずかづつではありますが、赤い部分の地域が増えてきました。
中国エリア
岡山県
岡山・倉敷市周辺エリア。
分かりやすく規模が拡大していることが広域図でも分かる成長ぶり。
お隣で楽天回線が開設が予定されている笹岡市や、すでにエリア形成された広島県福山市あたりともつながっていきそうです。
岡山県と兵庫県がつながるにはまだまだ時間がかかる距離ですが、広島県とは時間の問題の様子。
山口県
九州にも近い下関周辺の様子。
少しずつではありますが、赤く染まってきているのがわかります。
対岸の九州エリア(北九州市門司区)も範囲が少し広がっているようです。
鳥取県
鳥取市周辺の様子。
こちらはエリア的な差はほとんどみられませんが、予測図エリアが海沿いと内陸部両方に広がっており、まだまだ近い段階でエリアが拡大していくことが予想されます。

鳥取砂丘も楽天回線予測エリア内に
四国エリア
今回の四国エリアの更新はありませんでしたので、楽天回線がすでに開設されているエリアの予測図(更新後)をご紹介します。
徳島県
海沿い、川沿いを中心にエリア開設が始まった徳島市周辺。
JR徳島駅はギリギリパートナーエリアとなっています。
香川県
高松市周辺。
現在県内で開設済みなのは高松市のみですが、予測図では坂出市、丸亀市、善通寺市などが予測エリア圏内にはいっています(いずれも一部)。
高知県
高知市。
こちらも予測図では土佐市、香南市、南国市などがエリア圏内です。
愛媛県
四国で唯一、複数の市において楽天回線が開通している愛媛県。
宇和島市は完全に他の地域とは独立したかたちでエリア形成を続けています。
最近、エリア開設された四国中央市とその周辺地域。
少し離れてはいますが、新居浜市にエリア予測が立てられています。
最後は松山市(隣の東温市も一部がエリア圏)。
こちらも広域地図で確認すると今治市、西条市にエリア予測が立てられているようです。
九州~沖縄エリア
福岡県
北九州エリア広域図。
今回の更新では八幡西区、若松区、小倉南区の一部において拡大傾向が見られました。
宮崎県
宮崎市。
川沿いの発展が見られます。
しかし、JR宮崎駅を中心とした、宮崎市街(地図黒枠)をきれいに外しているあたりは楽天回線の市街地開設の難しさをかたっています。
鹿児島県
鹿児島市。
なんと、市内北部・西部のエリア開設が進むとともに、桜島の楽天回線エリアが広がっていました。

地図を拡大してみると火口部にもアンテナが…!
沖縄県
沖縄県は今回の更新がありませんでしたので、予測図の紹介をさせていただきます。
予測図こそ立てられているものの、実際に広がっているのは那覇市市街と浦添市の一部にとどまっているのが現状です。
今回は以上になります。
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