はじめに
「え?そんな失敗普通、する???」
と、頭に浮かぶかもしれないような失敗例を今回は紹介します。
新規登録で失敗
皆さんがよく使う通販サイトでおとくな特典を受けようとするとまず最初にすること。
それはもちろん言うまでもなく「会員登録」でしょう。
利用者が利用者であるという証明のために氏名や住所、パスワードなどを登録し、
次回からのログイン、買い物でポイントアップなどの特典を受けられる、という仕組み。
銀行やクレジットカードの登録などは、本人を証明するために勤務先の情報や、運転免許証の登録などを行わないと作ることが出来ません。
ただし。
そういう本人確認の要らない、単なる会員登録であれば、必ずしも正しい登録をする必要がなく登録が出来てしまいます。
身分証の必要がないからと適当に生年月日を入力しても、登録が出来る場合があります。
ただしちょっと待て、その方法。
ですが、このような登録は、特殊な理由を除いてやるべきではありません。
登録先によっては、取り返しのつかないことになってしまいます。
例えば楽天市場の会員登録の場合。致命的なデメリットが2つあります。
①初期設定
楽天市場では、設定変更で住所や支払い方法などをあとから変更できるのですが
生年月日と性別は初期設定から変更できません。
コールセンターに問い合わせをしても変更できません。変更できる唯一の方法、それは
退会して再び新規登録からやり直す
という方法しかありません。
もちろん登録時に溜めたポイントは引き継がれません。
デメリットしかないんです。
②紐づけ(関連付け)が出来なくなる
登録した情報が証明できない、ということはつまりそれを必要とした登録が出来なくなるということです。
例えば、楽天でいえば関連会社である、楽天証券との紐づけが出来ません。
と、いうと
投資をされない人にとって、証券会社は利用しないから特に問題ないのでは?
と思われるかもしれませんが、楽天経済圏(生活の多くの部分を楽天系で登録してポイントを貯める)にとって必要不可欠なサービスの一つです。
マネーブリッジという言葉はご存じでしょうか。
楽天銀行と楽天証券を口座を連携させることで、様々なサービスが受けられるシステムのことです。
なかには手数料無料で他行から楽天銀行へ出金出来るという、知っているとそうでないのとでは大きく差が出るサービスもあるんです。
このようなサービスを利用するためには楽天銀行と楽天証券の口座開設のほか、登録情報を一致させる必要があります。
この場合、身分証明の提出が必須になり、誤った個人情報を楽天市場側で登録しているとエラーになり、サービスが利用できない・・・ということなってしまいます。
(個人情報が一致しない)
致命的な失敗です。
まとめ。
では、登録情報を変えてしまうのは悪か・・・というと、そうでもありません。
こういうケースがあります。
ニューハーフやセクシャルマイノリティの人が、性別転換をしようとすると、まずクリニックを受診し、診断書を作るためのカウンセリングを行う必要があります。
それは氏名変更や戸籍変更をするために、自分が女性として生きていく意思がある、ということを裁判所で証明するために必要になるからです。
その前段階として、診断書で認定してもらうには、普段の生活で女性の名前として利用しているという、「証拠」が必要になります。
つまり、本名以外での「通名の履歴」が必要になる、ということなんです。
お分かりでしょうか。
通名の使用履歴を作るために会員カードを作ったりする場合がある、ということなのです。
ただし、くれぐれも遊び半分の登録は、取り返しのつかないことにつながる場合もありますから
入力はくれぐれも慎重にお願いします。
今回は以上になります。
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