はじめに

10/29発表、東京都市部の楽天回線エリア(データは10/22時点のもの)
楽天モバイルキャリア(MNO)のアンテナ情報が更新されました。
濃いピンクの部分が楽天回線エリア(高速通信)部分。
薄いピンクの部分がパートナー回線エリア(au回線)。
濃い紫色の部分が来年春までに予測されている楽天回線の部分です。
そして、今回のこのブログは、主に来年春の予測エリア最新情報になります。
前回までの楽天モバイル・サービスエリア情報はこちらのリンクから飛ぶことができます。
※ブログやYouTubeで使用している画像は公式ホームページより引用しています。
今回の内容
以前、当ブログでも来年春予測(全国版)を取り上げていたのですが、ここ最近のいくつかの情報公開、新情報を経て、状況が変わったようです。
具体的には、特定地域のローミングエリア終了のニュース。
これを受けて、地図上の楽天回線カバー率が明らかに変わりました。
そこで、春予測の地域のうちKDDIとのローミングエリア契約終了の影響を最も受ける地域のうち、来年3月末でローミングエリア契約が終了する東京市部エリアに焦点を当てて紹介していきたいと思います。
大阪・奈良の来年春予測はこちらから。
なお、ローミングエリア終了の影響を受けない東京23区の紹介は省略させていただきます。
サービスエリアに関する注意事項
楽天回線(自社回線)内であれば、容量実質無制限※で高速通信が利用できます。
※1日10GBの制限はあり
一方、パートナー回線では低速時でも1Mbpsという速度がでることは魅力的ですが、高速通信が5GB/月となり、その差は歴然。
公式が発表している注意事項の説明から、気になる点を抜粋してみました。
楽天回線エリアであっても、地下、屋内、大きな商業ビルの屋内等の場所、電波の状況等によってパートナー回線を利用する通信となる場合があります。
これは楽天回線の弱点とも言える点で、注意が必要です。
サービスエリアは計算上の数値判定に基づき作成しているため、実際の電波状況と異なる場合があります。
またサービスエリアは予告なく変更となる場合があります。
このほか、公式が発表している注意事項がいくつかありますので参考にしてみてください。
東京都(23区を除く)
東京都市部、来年春予測の広域図。
以前の春予測ではカバーしきれていなかった地域の多くが楽天回線予測内に入っているのがわかるでしょうか。
これだけを見ても違いが分からないため、前回の予測図と地域ごとに比較してみましょう。
前回予測図で焦点を当てたのは主に7か所。
・西東京・東久留米・小平周辺
・武蔵野・三鷹・小金井周辺
・立川・日野・昭島周辺
・八王子中心部
・八王子南部・多摩市周辺
・福生・羽村・青梅周辺
・町田周辺です。
西東京・東久留米・小平周辺
前回発表時の西東京・東久留米・小平周辺の様子です。
紫色の部分があるとはいえ、まだまだ現楽天回線の穴埋め程度の補強、といったところです。
パートナーエリアが終了してしまうと困るのは明らかです。
↓
今回の発表により変わった予測図。
紫色の部分が明らかに増えています。
左上のパートナーエリア部分(4月以降は白色になる部分)を見てみましょう。
完全に白色表記になっているのは、多摩湖および狭山湖の部分。
周辺のエリアで影響となる部分としては、西武線西武球場前駅周辺がパートナーエリアになっていますが、ここは埼玉県。
パートナーエリアは現段階では終了するわけではないので一安心、といったところでしょうか。
武蔵野・三鷹・小金井周辺
武蔵野・三鷹周辺の前回発表時の予測地図になります。
かなりの部分がパートナーエリアのままになっています。
これでは、肝心の楽天回線エリアの部分もつながらない、となっている現在の状況と変わらない状態になっていたことでしょう。
↓
そしてこれが、今回新たに発表されたエリア予測図です。
パートナーエリアの部分はなくなり、濃い赤と紫色で埋め尽くされています。
この予測図である限り、空白のエリアはありません。
立川・日野・昭島周辺
立川・日野・昭島周辺の前回予測図の様子。
武蔵野・三鷹エリアほどではありませんが、パートナーエリア部分がまだまだ多く残っています。
この状態でパートナーエリア終了を告げられて無料期間が終了したら・・・
と、考える人がいたとしてもおかしくないでしょう。
↓
逆に言えば、良くここまで埋めた、という印象を受けます。
なぜなら、人口カバー率の関係でアンテナ拡大は抑えられていた地域のためです。
そして、左上のパートナーエリアを確認してみると・・・
同じエリアをGoogleマップで確認してみると・・・
学校やゴルフ場が該当か所になっているようですね。
八王子中心部
八王子市中心部周辺の前回予測地図。
まったく楽天回線が入る「きざし」がなかっただけに、これだけの予測範囲が広がったことに驚いたのですが、パートナーエリアが終了すると分かった現在ではそれも、空白の部分がまだまだ残るため不安でしかありません。
↓
今回の発表によりかなりの部分が紫色に変わりましたが、パートナーエリアもまだ残っています。
地図で見てみると・・・
八王子JCT周辺がパートナーエリアになっています。
山あいの部分なので生活にそこまでは影響はないようですが、高速道路が通っている場所。
通過中に電波が途切れたり、圏外表示になる可能性は十分にありそうです。
八王子南部・多摩市周辺
八王子市南部、多摩市周辺。
前回の、予測されていた地域です。
ここも変わらずパートナーエリアが目立ちます。
楽天回線エリア表示になっているのも町田市の一部と神奈川県の相模原市。
↓
数か所に空白部分が残るのが気になります。
大きく言えば、町田市相模原町周辺、中央大学多摩キャンパス周辺と、町田市上小山田町周辺の3か所が主な部分です。
地図右側にふたつほどパートナーエリアが残っていますが、ここは神奈川県の領域です。
平山城址公園および中央大学多摩キャンパス周辺のパートナーエリア。
公園はともかく、大学キャンパスがある場所は電波が圏外となってしまうのは問題が出てきそうです。
上小山田町周辺の楽天エリアマップです。
楽天回線エリアのすぐ近くのため、空白部分が逆に目立ってしまっています。
同様のエリアをGoogleマップで確認すると、山あいの部分でした。
八王子JCT周辺同様、日常生活には大きな問題はなさそうですが、車移動中に電波が途切れたり、圏外になったりすることはありそうです。
福生・羽村・青梅周辺
これが以前まで公表されていた、来年春の青梅線エリアの予測図。
未開拓の地域だった場所に楽天回線がようやく入ったとはいえ、すきまもまだあって心もとない印象があります。
それでもさほど落胆はなかったのは、今年開通したばかりの新規回線であることと、なにより無料で利用できることでプラスマイナスゼロになっていた部分はあります。
ただ、パートナーエリア終了のお知らせのあとでは受ける印象はかなり違います。
↓
右上に見えるパートナーエリアは先ほど紹介した、多摩湖および狭山湖周辺となる地域。
ちょうど県境にあり、武蔵村山市の一部・西多摩郡瑞穂町がパートナーエリアのまま。
おもなランドマークとしては瑞穂農芸高、瑞穂中、六道山公園・六道山展望台があるところです。
青梅市周辺をさらに拡大したところ。
JR青梅線が途切れることなく電波が通じているのは宮ノ平駅まで。
JR八高線・圏央道が一部電波が途切れています。
青梅インターチェンジ付近に空白部分がポツポツとあるのも気になります。
地図中央下の空白部分は多摩リハビリテーション病院、東海大菅生高周辺。
青梅市新町の一部も空白部分のまま、この辺りは市街地のため影響はありそうです。
町田市周辺
最後は先ほども一部出てきましたが、町田市周辺の前回予測図。
神奈川県相模原市も地図上に入っています。
やはりこのエリアもパートナーエリアの割合が多い地域となっています。
↓
今回発表により明らかにされた、最新の予測情報。
かなり楽天回線で埋まってはいますが、パートナー部分(4月以降は空白部分)がポツポツと残ってもいます。
左上のパートナー部分および右上の部分は八王子市南部でお知らせした部分。
右側のパートナーエリアはこどもの国(町田市三輪町)周辺のエリアになります。
今回は以上になります。
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